上達の先にあるもの ― 合気道における熟達とは
8月29日
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合気道を始めたとき、まず技を覚え、上達することを目標にする人は多いと思います。しかし、一通り技の形を覚えた後は、単に「できるようになる」という上達だけではなく、その先にある「熟達」を目指して稽古に取り組んでいただきたいと思っています。
上達には、「この技ができるようになった」という一つの区切りがあります。しかし、合気道では一度できたからといって、いつでも同じようにできるとは限りません。相手が変われば、同じように技が掛からないこともあります。昨日うまくできたことが、今日もうまくできるとは限らないのです。
だからこそ、技がうまくできたから今日は楽しかった、思うようにできなかったから今日はつまらなかった、と稽古の価値を結果だけで判断してほしくはありません。
熟達には、明確な終わりがありません。うまくできたことも、できなかったことも一つの経験として積み重ね、試行錯誤を繰り返しながら、より良い動きを求め続ける。その過程そのものに、合気道の稽古の醍醐味があるのではないでしょうか。
結果だけを追い求めるのではなく、稽古することそのものを大切にする。
うまくできた日も、できなかった日も、また道場に足を運び、相手と向き合い、自分と向き合う。そして、また試してみる。
その積み重ねの先にこそ、熟達への道があるのだと思います。(栁澤)





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