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なぜ、初心者の手刀は私の頭に当たったのか
私が初段を取って間もないころのことです。 初心者クラスで白帯の方と稽古をしていたとき、相手の手刀がまともに私の頭に当たったことがあります。 なぜ当たったのか。 相手が間違えたからではありません。私が先に動いていたからです。 形稽古では、どのような攻撃が来て、それに対してどう動くのかが、あらかじめ決まっています。私はそれに慣れてしまい、相手の攻撃をきちんと見て動くのではなく、「次はこう来る」と決めつけ、手刀が振り下ろされる前から体を動かしていました。つまり、予定調和の動きになっていたのです。 ところが、稽古を始めて間もない人の反応は素直です。私が先に動けば、そこにいる私をめがけて手刀を振り下ろします。そして、見事に当たりました。 有段者同士の稽古では、こうならないことがあります。相手が少し早く動いてしまっても、「本来ここにいるはずだから」と、元いた場所に向かって手刀を振り下ろしてくれる。言ってみれば、「手順どおりに、やられてあげる」わけです。 お互いに形を知っているからこそ、不正確な動きを無意識のうちに補い合ってしまうことがあります。そのおかげで技
無刀会 合気道
22 時間前読了時間: 2分


初めての袴選び――「身長別サイズ表」は自分に当てはまるのか?
合気道を始める人の中には、袴姿に憧れる人も多いと聞きます。無刀会では、男性は初段、女性は三級から袴をはくことができます。 私も白帯のころは、「早く袴をはきたい」と思っていました。もっとも、私の場合は袴姿への憧れだけではありません。当時通っていた道場は、冬でも窓が開けっぱなしでした。 当然、寒い。 「袴をはけば、少しは暖かいのではないか」。今思えば、武道への憧れというより、防寒具への期待もかなり含まれていました。 そんな私も稽古を重ね、ようやく初段に昇段。ついに袴を買える日がやってきました。 ところが、いざ買おうとすると、袴選びには思いのほか高い壁がありました。メーカー、色、素材。そして、最大の難関がサイズです。 お店で試着できればよいのですが、ホームページで買うとなると、そうはいきません。身長に応じたサイズ表は載っています。「身長○○cmなら○号」。なるほど、これなら簡単そうです。 ところが、その近くにはたいてい、「あくまでも目安です」と書いてあります。初めて袴を買う人間にとって、この一言はなかなか不安になります。そもそも袴というものを一度もはい
無刀会 合気道
9月5日読了時間: 2分


上達の先にあるもの ― 合気道における熟達とは
合気道を始めたとき、まず技を覚え、上達することを目標にする人は多いと思います。しかし、一通り技の形を覚えた後は、単に「できるようになる」という上達だけではなく、その先にある「熟達」を目指して稽古に取り組んでいただきたいと思っています。 上達には、「この技ができるようになった」という一つの区切りがあります。しかし、合気道では一度できたからといって、いつでも同じようにできるとは限りません。相手が変われば、同じように技が掛からないこともあります。昨日うまくできたことが、今日もうまくできるとは限らないのです。 だからこそ、技がうまくできたから今日は楽しかった、思うようにできなかったから今日はつまらなかった、と稽古の価値を結果だけで判断してほしくはありません。 熟達には、明確な終わりがありません。うまくできたことも、できなかったことも一つの経験として積み重ね、試行錯誤を繰り返しながら、より良い動きを求め続ける。その過程そのものに、合気道の稽古の醍醐味があるのではないでしょうか。 結果だけを追い求めるのではなく、稽古することそのものを大切にする。...
無刀会 合気道
8月29日読了時間: 2分


失敗を重ねながら学べる―合気道の魅力
以前、私はオートバイのライディングテクニックの上達に夢中になっていた時期がありました。休日になるとクローズドコースへ出かけ、少しでも技術を高めようと練習していました。 上達するためには、今までできなかったことに挑戦しなければなりません。当然、挑戦すれば失敗することもあります。ところがオートバイの場合、転倒すれば車体が壊れ、修理にはそれなりの費用がかかります。私も「転んだら修理代が……」と考えてしまい、思い切って試してみたいことがあっても、なかなか挑戦できないことがありました。 失敗から学ぶことは多いものです。しかし、その失敗に大きな代償が伴えば、どうしても挑戦することをためらってしまいます。 その点、合気道の稽古方法はとても優れていると感じています。 稽古では、理想とする動きや技を目指して何度でも試すことができます。うまくいかなければ、もう一度やってみる。それでもできなければ、何が違うのかを考えながら、また試してみる。その繰り返しの中で、少しずつ身体の使い方を身につけていくことができます。 もちろん、受け身をはじめ、安全に稽古するための技術を身に
無刀会 合気道
8月23日読了時間: 2分


「投げない稽古」が教えてくれたことーMAFサマーキャンプ参加記
アメリカ・ウィスコンシン州ケノーシャで開催された Midwest Aikido Federation (MAF)主催の夏合宿(サマーキャンプ)に参加した。この合宿は、毎年6月に1週間にわたって開催されており、 合気会本部道場...
無刀会 合気道
2025年6月26日読了時間: 2分


MAFサマーキャンプ2025体験記
フランス、ルーマニア、アルゼンチン、ブラジル、インドネシア・・・関昭二師範の講習会は年間を通じて世界中で開催される。これらの中でも、ひときわ特別なのが、アメリカ・ウィスコンシン州ケノーシャで毎年6月に行われるMAF(Midwest Aikido...
無刀会 合気道
2025年6月24日読了時間: 7分
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